もう一度きみを抱きたい
2008.10.05 Sun
せめてもう一度‥‥。
ぼくの知らないひとの妻であり、立派に成人したふたりの子供たちの母であるきみを、罪深くもぼくはもう一度抱きたい。
ぼくの腕の中で身悶えるきみが恋しい。
2008.10.05 Sun
せめてもう一度‥‥。
ぼくの知らないひとの妻であり、立派に成人したふたりの子供たちの母であるきみを、罪深くもぼくはもう一度抱きたい。
ぼくの腕の中で身悶えるきみが恋しい。
2008.06.06 Fri
Mが指定してきたのはいつもの町だった。待ち合わせ場所も同じ。
違っているのは、待ち合わせの時間が30分ばかり早いこと。
大歓迎だ!
例のレストランで、まずは軽く生ビールで乾杯。
おしゃべりをして11時半になったらテーブルについてランチ。
そして、1年ぶりに・・・・。
2008.06.06 Fri
昼休み、気づかないうちにMからメールが入っていた。逢う時間と場所はあとでメールをするとのこと。
彼女がどこを指定してくるかによってその心がまえがわかる。
いつもの町ならフルコース、あちらの町の駅前あたりだったら食事だけ。
天気がいいから公園にしようなんていったら最悪だな。
2008.06.06 Fri
今朝、Mからメールがあり、この週末のどちらかで逢えるだろうかと訊いてきた。突然だったのと、もう逢うこともないだろうと覚悟をしていたので驚いた。
明日はどうだろうと返事をしたが、その後、反応はない。仕事中だろうからしかたないけど……。
逢えるからといって、フルコースとはかぎらない。食事で終わりということだってある。それならそれでもかまわない。
「期待するな」と自分に言い聞かせながら、やっぱりかなり期待してしまう。1年ぶりなのだから……。
2008.06.05 Thu
Mと連絡が絶えて1週間になる。つまり、先週の木曜日を最後に音沙汰なしだ。
正直なところ、まだ、たったの1週間なのかとの思いでいる。ひと月くらいの重さに感じている。なんとも重い。
きっと明日もないだろうし、来週も……だろう。
「もういいよ」といいながら、かすかに待っていた。もしかしたら、今日は連絡があるかもしれないと……。
そんなわけなかった。
さて、気を取り直して仕事に専念しよう。
2008.06.04 Wed
今年は海外出張が増えそうだ。
もう若くはないのであんまり仕事で外国へ出たくない。とはいえ、遊びでわざわざ外国へ行くのもしんどい。よほどたっぷりの休暇があって、のんびりと旅ができれば別だけど……。
今月は差し当たって台湾になりそうだ。秋口には韓国かな。
3月のベルリンでまたヨーロッパづくかと思ってたら、なんと、アジアがつづきそうである。台湾にも韓国にも取り引き先がたくさんあるし、気楽ではあるけれど、文化が近すぎて物足りない。
取り引き先には、「気を利かしたつもりで、夜、オレの部屋のドアをノックさせるんじゃないぞ」と伝えておかないとな。言い方をまちがえると、裏読みされて、こっちからお姉ちゃんを要求しているように思われちゃう。
酒をがぶ飲みする慣習もイヤだ。とりわけ、ワインをイッキ飲みのごとく飲む光景はなんとかしてほしい。
そういう意味じゃ、アジアは気が重い。
2008.06.04 Wed
嵐のような一日が今日もはじまる。
仕事が忙しいからMを忘れることができればいいのに、やっぱり、何かにつけて思い出し、懐かしんでいる。
もう一週間、メールがこない。メールのない日々にも慣れてしまった。二度と元へ戻ることはあるまい。
未練を振り払い、今日もしっかり仕事に専念しよう。
2008.06.02 Mon
仕事が次第に激しさを増している。仕事量に比してスタッフの数が足りないのは明白である。これまで社員だけでがんばってきたが、今月中に派遣で手当てして、当面の忙しさをしのごうということになった。
ぼくとしては一時的な措置ではなく、増員を既成事実にするつもだ。そのためにはさらに売り上げをアップしなくてはならない。ちょうど新しいプロジェクトもはじまることだし、なんとかなるだろう。かなりむずかしい舵取りを強いられるけど、時代は追い風になっている。
さっそく、今朝から派遣会社の営業との打ち合わせに入った。
新しいスタッフは、あくまでも女性がいい。いまの時代、男よりも女のほうが有能な人材に当たる確率が高い。
ぼくが、「若くないほうがいい。30代のなかば以降」と希望していたのに、人事部は派遣会社に30歳前後と勝手にリクエストしていた。「30代後半、40代でもいい」と訂正を直接した。
ぼくが自ら手がけている新たなプロジェクトをサポートしてもらおうと思っているから若いチャラチャラした女性より、仕事を的確にやってくれるほうがいい。部内から反対されているプロジェクトだけになにかと楽しみだ。
単なる派遣社員の枠を越えて、いい仕事をしてくれる人材に恵まれたいものだ。そんな楽しみでしばし喪失感を補いたい。
2008.06.02 Mon
ぼくたちの恋の先は、もうとっくに見えている。
Mの気持ちもすでに「もう、終りにしよう」とほぼかたまっているのだろうに、なぜか思い出したころにメールをよこす。こちらからきっちりケリをつけてしまいたいが、彼女に「別れる気なんてないわ」と否定されるとそれ以上強く出ることがはばかられる。やっぱり、彼女を失う寂しさを考えると決断も鈍ってしまう。
木曜日にあたりさわりのないメールが届き、金曜日にふたたび途絶え、月曜日の今日も音沙汰がない。今週も、当分、メールはこないだろう。
こうやって、少しずつ間合いを開いていき、彼女は自然消滅を目指しているにちがいないとぼくは確信している。そんな気がなかったとしても、こんなことをしていれば行く末は見えているじゃないか。ぼくのほうは、「もうどうだっていいや」という心境だ。
いつまでも引っ張るなよ。
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Author:カオス
長い道のりを歩んできた。しかし、まだなお手探りしつつ、胸に焔(ほむら)を秘めて進む。やがて力尽きて斃れ、忘れ去られていこうとも。
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